うまく人を殺せるか? 物騒な話だが、小説の世界では、特にミステリーでは、殺人が必須アイテムになっている。
人を殺すには ・心臓まで包丁を突き立てる ・高層ビルから突き落とす ・毒を盛る ・完全に動かなくなるまで首を絞める 具体的な殺人方法は分かるが、なぜ殺さなくちゃならないか、つまり殺人の動機が難しい。
天野節子が「氷の華」で落選したときの批評として、「殺人の動機が甘い」と言われた。 子どもがいない妻の元に、夫の愛人から、旦那の子を孕んだと、母子手帳を送り付けられる。 不妊症で悩んでいる妻にとっては、殺人に値する動機だと、天野節子は考えたが、選者には伝わらなかった。それで、自費出版への道を進むのだが、このように殺人の動機は難しい。
秋葉原の無差別殺人事件などは、どうしてこのような人格が形成されたのかを問う、社会派小説なら別だが、ミステリーの動機には向かない。
まだ、なんの構想もないのだが、うまく人を殺せるかで悩みそうだ。 北上大
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