ミステリ小説応募家 北上大 公式ブログ
2009年10月設置 どこかで入選して、小説家を名乗る日が来ることを夢見つつ


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2009
11,13
12:31
入院
CATEGORY[自分のこと]
今週いっぱい様子を見て、来週にでも大きい病院に行こうかと思っていたが、病状が日ごとに悪くなっているような気がするので、週末をまたがないで、今日の午後入院手続きをすることにした。
空き部屋がないと追い返されたらまた考えることにして。

病室は、携帯はおろか電気製品持込禁止と言うことなので、パソコンも勿論だめですから、次回更新は退院後になります。
おそらく手術をすることになるでしょう。
1,2週間で済むのか、1,2ヶ月かかるのか分かりませんが、快復後に再開しますので、気長に待ってください。

北上大

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2009
11,11
15:55
寝たきりになってしまった。
CATEGORY[自分のこと]
11月4日に「座骨神経痛」のことを書いたが、その後、日ごとに痛みが大きくなり、7日の日曜日からは起き上がることが出来なくなり、ベッドに寝たきりになってしまった。本来は二階のベッドに寝ているのだが、階段の昇降が出来ないので、一階に布団を敷いてそこで一日中横になっている。

上体を起こすと痛いので、横になったまま食事をしているありさまだ。下肢は痛むが上半身は元気なので、食欲はあるし晩酌もしている。いつもの缶ビール(ビールといいつつ実は「金麦」なのだが)を布団の横において、ストローで飲むのだが、慣れればどうってことはない。ちゃんとビールの味がする。学生のころに、ビールに目薬を入れてストローで飲ませると酔いが早いとか遊んだことを思い出した。

辛いのはトイレだ。
調子に乗ってビールを飲むと、当然排泄しなければならない。これが、一日中で最大の困難な事業だ。布団からトイレまで約5mだが、トイレのドアまで四つん這いでゆっくりと這っていく。ドアの前で一休みして、息を整えつつ四つん這いのままドアを開けて、スリッパをそろえて、便座のカバーを開けて、万全の準備をする。上体を立てている時間を極限まで削減するための工夫だ。
さあ、ここからが秒単位の勝負になる。
ゆっくりと立ち上がり、痛みのある左足に体重を移したその刹那、パジャマのズボンと下着のパンツを同時にずり下げ倒れ込むように便座に座る。間髪を入れずおしっこが出始めるのだが、遅い。ホースがもっとふとけりゃ早いのだろうが、いまさら太くはならないしこんな場面でいきなり大きくなられても困る。(早く出てくれ)と息むと、左足が痛くなるが仕方がない。時間が長くなればどうせ痛くなるのだから、早い方がマシだと思っている。出終わったところで、手を後ろに回してレバーを捻って水を流す。
わずか1、2分のことだが、このころになると左足には我慢の限界の痛みを感じている。いくらなんでもパンツを下げたままは出られないので、力を振り絞って立ち上がる、左の大腿部に畳み針が刺し込まれたような痛みが走る。パジャマのズボンとパンツを同時に引き上げようとするがパジャマが指から外れた。もう一度やり直しだ。この間0.5秒遅れの間に、畳み針が3本ほど増えたようだ。ドアを開けてトイレの外に転がり出て、廊下に仰向けになって痛みが去るのを待つ。当然ドアは開いたままだが構っている余裕はない。仰向けのまま額を手で押さえて荒い息遣いを押さえようとするが、時々うめき声が混じる。
その後、長い廊下(たかだか5m)を仰向けになったまま、痛みが和らぐのを待ちながら、背中を滑らせて布団に戻る。最後に妻に頼んで、トイレのドアを閉めて電気を消してもらい、おしぼりで手を拭いて完了だ。

テーブルでの食事ができないほどだから、パソコンデスクでの作業ができず、通常のパソコンには触われない。この文章はどのようにして書いたかというと、布団に寝たまま、仰向けで書いて送信している。
テキスト作成は、シャープのザウルスC-1000を使って。
ネット通信は、ネットブック、ASUSのEeePCを使って。
まずザウルスを使って寝転がって文章を打ち込み、TXTファイルとしてSDカードに保存する。このSDカードをほとんど使っていなかったネットブックを引っ張り出してきて差し込み、無線LAN(家庭内)でインターネットに接続して送信している。
病状の身でそこまでやるかとも思うが、逆にそのくらい暇だとも言える。

さて、ひどい痛みがはじまってから丁度1週間が過ぎ、寝たきりから4日目である。いつまでこうしていたら良いのかわからないが、取り敢えず今週末(15日)まで保存療法(経過観察)をして、回復傾向が見られなければ16日(月)には設備のある病院に入院して、次段階の治療を受けようと思っている。
感染症や炎症ではないので、時間をかけても手遅れになることはないので、その点では安心だ。ただ、痛みが長引くので、自分自信の決断によるところが大きい。
根本的には手術になるらしいので、半分は覚悟しなくちゃって感じかな。

北上大 

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2009
11,08
18:31
マニュアル本
CATEGORY[小説の技術]
小説家を目指すにあたって、小説家の世界はどんなものか、小説の書き方の基本は、文学新人賞の現状は、、、、
「敵を知り己を知らば百戦危うからずや」
と言うわけで、マニュアル本、ハウツー本、情報ガイドブックなどを読み漁った。
すべてを熟読したわけではないが、ざっと目を通して、小説家修行の状況は大体把握できたつもりだ。
ドリル形式になっている本は、読んで終わりではなく、修行に使えそうなものは、実際に試しながら読み進めていくので、まだ読み終わっていない本も多い。

これまでのサラリーマン生活の成果なのか、単に自分の性格なのか、新しいことを始めようとするときには、まず市場調査が基本ということで、これだけの情報を集めた。
新しい事業の場合には、推定マーケットサイズ、技術的背景、特許、他社の状況などを調査するが、確実な情報が揃うことはなく、ほとんどが推定や仮定の上で整理することになるが、小説入門に関しては、これほどの情報が集まった。

「巷では小説を書くための指南書がたくさん売られています。しかし、それらが教えていることは至極当たり前のことばかり。そこで教えられていることを守れば、間違いなく一次選考は通過するでしょう。しかし、それだけでは二次選考を通過することは、まず不可能です。類型的な作品になるぐらいなら、その手の指南書はむしろ読まないほうがいいのかもしれません」(友清哲、新人賞の極意より)
肝に銘じておこう!

参考書は、もうこれで十分だ。既に重複している情報がたくさんある。
ドリル形式の本を利用して、しばらく修行を続ける。

参考書(発行年順)

 桂秀美・渡部直巳・共著「それでも作家になりたい人のためのブックガイド」太田出版、1993年11月、1500円
 
轡田隆史・著「うまい!と言われる 文章の技術」実例で読むわかりやすい文章の書き方、知的生きかた文庫(三笠書房)、1994年4月、495円
 
三田誠広・著「深くておいしい小説の書き方」W大学文芸科創作教室、朝日ソノラマ、1995年11月、1500円
 
アメリカ探偵作家クラブ著/ローレンス・ストリート編/大出健訳「ミステリーの書き方」講談社文庫、1998年7月(単行本は1984年)、619円
 
千街晶之・インタビュー「ミステリを書く!」ビレッジセンター出版局、1998年10月、1500円
 
鳩よ!編集部・編「小説家への道Ⅱ」マガジンハウス、1999年6月、1500円
 
もの書き観察学会・編著「作家デビュー抜け道ガイド」メディアパル、2000年4月、760円
 
エディトリアル・ギャング編「新人文学賞ガイドブック」新風舎、2000年4月、1300円
 
ニール・D・ヒックス著/濱口幸一訳「ハリウッド脚本術」プロになるためのワークショップ101、フィルムアート社、2001年3月、2200円
 
若桜木虔・著「作家デビュー完全必勝講座」若桜木流奥義書、文芸社、2002年2月1300円
 
若桜木虔・著「プロ作家養成塾」小説の書き方すべて教えます、ベスト新書、2002年4月、680円
 
佐藤洋二郎著「実践小説の作法」生活人新書、NHK出版、2002年5月、640円
 
朝日新聞社用語幹事・編著「朝日新聞の用語の手引き」2002年5月、1400円
 
友清哲・編著「新人賞の極意」人気作家10人が教える、二見書房、2002年12月、1300円
 
奈良裕明・著「一週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド」小説のメソッド<初級編>雷鳥社、2003年4月、1600円
 
大塚英志・著「物語の体操」みるみる小説が書ける6つのレッスン、朝日文庫、2003年4月(単行本は2000年11月)、560円
 
保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」草思社、2003年10月、1400円
 
松島義一・著「本気で書きたい人の小説「超」入門」メディア・ポート、2005年1月、1500円
 
奈良裕明・著「一週間でマスター 小説を書くならこの作品に学べ!」小説のメソッド2<実践編>雷鳥社、2005年4月、1500円
 
大塚英志・著「キャラクター小説の作り方」角川文庫、2006年6月(2003年新書に加筆訂正)、629円
 
奈良裕明・著「一週間でマスター 長編小説のかたち」小説のメソッド3<未来への熱と力>雷鳥社、2006年8月、1500円
 
保坂和志「小説の誕生」新潮社、2006年9月、1900円
 
清水良典・著「2週間で小説を書く」幻冬舎新書、2006年11月、740円
 
若桜木虔・すぎたとおる・編著「漫画原作のつくりかた」プロの原作者になる、雷鳥社、2007年2月、1500円
 
若桜木虔・著「新人賞を狙える小説プロット実践講座」雷鳥社、2007年4月、1500円
 
森村誠一・著「小説道場」小学館、2007年10月、1800円
 
清原康正・監修「小説を書きたい人の本」成美堂出版、2008年4月、1100円
 
保坂和志「小説、世界の奏でる音楽」新潮社、2008年9月、1900円

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2009
11,07
10:23
物語の体操01-03
CATEGORY[練習課題]
物語の体操01
主人公の過去 庇護・逆
主人公の現在 治癒
主人公の近い未来 至誠・逆
結末(目的) 公式
援 助 者 知恵
敵 対 者 誓約

タイトル:研究独占
プロット:
太郎は新製品開発を担当していたが上司の受けが悪く、部としてもだれも支援してくれなかった(庇護・逆)
しかし、太郎が一生懸命研究をする姿を見て、冴子先輩がヒントを与えたことにより、(援助者:知恵)
太郎は重要な問題点を解決することができた。(治癒)
大きなブレークスルーをクリアした太郎の研究は順調に進んだ。ここで太郎は、研究の成果を会社に報告せず、自分の個人研究に見せかけようとした(至誠・逆)
しかし、研究部長に見破られてしまった。が、報告書きちんと書き直せば私利私欲の件は目をつぶる(敵対者:誓約)
との約束で、会社に対して正式な報告書を上げさせられた。
やがて、太郎の研究は、学界で認められ、偉大な研究者へと成長してゆくのであった。(公式)


物語の体操02

主人公の過去 公式
主人公の現在 厳格・逆
主人公の近い未来 至誠・逆
結末(目的) 開放・逆
援 助 者 治癒
敵 対 者 調和・逆

タイトル:白い愛
プロット:
健太は同期入社の仲間が集まる同期会で、葉子が一目で気に入り、すぐに交際を申し込んだ。(公式)
何となくつきあうようになったのだが、元来がちゃらんぽらんな性格なので他の女ともつきあい始めた(厳格・逆)
全く誠意を示さない健太に対して葉子は嫌気がさしてきた。そんな中、つきあっていた女の一人香奈恵が、葉子と別れてくれといいだした(敵対者:調和・逆)。
そう言われると逆に未練を感じてしまった健太は、葉子を独占しようとして、なんだかんだと葉子の行動に口をだし、行動を制限させ始めた。自分のいうことを聞かないと暴力を振るうことさえあった。いつものように怒鳴って暴力を振るったところ、運悪く葉子は怪我をして出血し、なかなか血が止まらなかった。すぐに病院に行ったところ、悪性の血液のガンだということがわかり、白血球の移植が必要だった。医師の判断で同じ白血球肩を持つ血液型の健太の血液を輸血することにした。このとき医師は健太の行動をたしなめ、心を改めるように説諭した。(援助者:治癒)
自分の血が流れている葉子の病身を慈しみ、泣きながら葉子を強く抱きしめていた。(解放・逆)


物語の体操03
主人公の過去 治癒
主人公の現在 誓約
主人公の近い未来 変化
結末(目的) 厳格
援 助 者 生命・逆
敵 対 者 理性
タイトル:知性犬チム
プロット:
犬型ペットロボットのチムは、廃材捨て場に投げ捨てられ雨晒しになっていたため、首筋にも錆が出てもうすぐロボット権を失うところだったが、ヨシムが拾って、切断していたメイン回路の電源を入れ、油を射して修理してくれたので、再び活動できることになった。このときチムの隠し機能のスイッチを入れてしまったことにヨシムは気づかなかった。
この国では、すべてのロボットは、ロボット管理局に登録し、定期的に無線による点検に答えてロボット権を維持していないと解体される規定になっていた。過去にロボットが人に危害を加える事件が多発したため、厳しい無線管理が決められたのだ。
チムにとってヨシムは文字通り命の恩人である。(治癒)
ヨシムは、チムを可愛がって一緒に遊んでくれたので、チムはどんなことがあってもヨシムのそばについて守ろうと決めていた。(誓約)
しかし、チムは犬型ペットロボットとして登録されているので、ロボット管理規定により人と一緒に遊ぶことしか認められていなかった。遊ぶだけの存在であり、相談に乗ったり、悩んでいる人間にアドバイスをすることも禁じられていた。最新の犬型ロボットは、専用設計をされているので話すことはできないが、チムは古い設計で作られたので話す能力を持っていたのだが、人間と話をした途端、ロボット権を抹消されて解体されてしまうのだ。(敵対者:理性)
しばらく楽しい日々が続いたが、ヨシムの子供が重い病気になって寝たきりになってしまった。(変化)
ヨシムの周りをチムが走り回って慰めるが、日に日に容態は悪くなり、子どもは死んでしまった。
ひとりぼっちになったヨシムは、寂しくて泣いているばかり。チムは喋れないんだよね。チムが喋れたらどんなに良いだろうかと、ヨシムはいつもつぶやく。とうとうある日、チムは意を決して、ヨシムに話しかけて明るく生きるように説得して、ヨシムに生きる元気を与えた。(厳格)
チムはロボット権を失い、解体されて永遠に動かない物体になった。しかし、解体された各種の金属は、新しいロボットの材料として生まれ変わることだろう(援助者:生命・逆)

なんともレベルの低いものばかりだが、一切評価なしで、ただのバットの素振りなのだから。

北上大

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2009
11,04
12:18
坐骨神経痛で痛い
CATEGORY[自分のこと]
タイトルの「坐骨神経痛で痛い」は「坐骨神経痛が痛い」なのか微妙だなぁ。

定年後の生活は、運動不足になりがちなので、意識して運動することが必要だと書いたばかりなのに、もう挫折してしまった。
以前からの持病ではあるのだが、坐骨神経痛が急激に悪化して、歩けないほどになってしまった。犬の散歩だの、ラジオ体操だのとやっていられない状況だ。

背骨と背骨の間に、椎間板というクッション材があるのだが、背骨の隙間が狭くなると椎間板が圧迫されて、背骨の中央を通っている神経かその末梢神経に接触して下肢に痛みを催す。これまでも、軽度の痺れ感や周期的な痛みはあったのだが、歩けない、寝返りも打てないほどの痛みは初めてだ。二日間で往復500kmのツーリングがきっかけなのか、寒さで冷えたのがきっかけなのか、分からないが、数日前から、左臀部から大腿部、膝の上辺りにひどい痛みを感じる。
朝起きたときには、トイレまで歩くことが出来ず、家内に負ぶさるような形で連れていってもらった。

整形外科に行ったら、お決まりの腰のレントゲン撮影が始まるのだが、これが一苦労。
「仰向けになって、両足を伸ばしてください」
「痛くて伸ばせません」
「すこし膝を曲げても良いですよ」
「このくらいなら出来ます」
「もう少し、内側に寄せてください」
「イテテテテ」
「ちょっと我慢して、撮ってしまいましょう」
「我慢できません」

てなことで、大騒ぎをしてレントゲン撮影を終えたのだが、先生の言うことは
「椎間板が圧迫されて、神経を刺激していますね」
そんなことは、前から分かっていたことだ。

これまでの経験では周期性があるので、いずれ収まってくれると信じているが、今は辛い。

北上大

椎間板ヘルニアの概念図

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2009
11,03
10:09
飛べない
CATEGORY[練習課題]
今取り組んでいる課題

空を飛ぶ人
・主人公は空を飛ぶ力を持っていた
・空を飛ぶ力を失う事件が起きる
・誰かのために空を飛ぶ力が必要な状況に陥る
・タイムリミットが迫る
・空を飛ぶ力が復活する(理由を明確に)
・意外な結末を迎える


以上の内容で物語を作り、800字以内であらすじを書け。


空を飛ぶ力とは、魔法でもいいけど、飛行機を操縦するパイロットでも良い、あるいは鳥や虫を擬人化してもいいし、鉄腕アトムでもかまわない。

もう、4日間も考えているのにまったくアイディアが浮かばない。
なんか、才能がないなぁ。

北上大

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コメント[2] TB[0]
2009
11,02
08:42
文章かストーリーか
CATEGORY[小説の技術]
初めての小説修行の材料として、前にも書いたが、いろいろなハウツー本を読んで、自分なりに勉強している。
小説の技術について、大きく分けて二つのことが書いてある。

一つは、小説の文章について。
もう一つは、ストーリー展開について。

物語を楽しむ娯楽作品は、現代においてはどんどん幅が広がっている。
・小説
・映画(実写・アニメ・CG)
・芝居(演劇、ミュージカル、歌舞伎)
・漫画、劇画
・人形劇、影絵、紙芝居

それぞれに、表現する能力も違うし、感性に訴える場所も違う。
ミュージカルや歌舞伎は、歌や踊りを鑑賞するウエイトが大きく、ストーリー展開では細かいことは表現しにくい。
生の芝居や人形劇のように、観客の目の前で演じ、編集が効かない媒体では、おのずと表現能力の限界がある。
この対極にあるのが、映画ではないだろうか。叙情豊かな映画もあるにはあるが、後からの編集が可能で、画面の合成やCGを使ったりして、臨場感あふれる画像とストーリー展開で観客をぐいぐいひきつけてゆく。 漫画も画像を使うということにおいてはこれに近い。
それぞれに、面白さ・魅力のポイントが違うので、どれが良い悪いと決め付けるものではない。

さて、小説はどうかというと。
ストーリーで魅せる部分と、文章を味わってもらう部分がある。
極端には、小説にストーリーは必要ないという意見さえある。
朝起きて、顔を洗って、食事をして、着替えて出かけるまでの1時間をうまく表現すれば、1編の小説が出来るというのだが。

小説の分類では、純文学系(芥川賞)とエンターテイメント系(直木賞)に分けられているが、近来は区別がつきにくくなってきている。

わたしが目指すべき方向は。
決まりきっている、まず、ストーリーありきだ。
文章だけを読ませるなんてのは、天才的な感性の持ち主、むしろ詩人に近い才能がなければ出来るものではないし、そういう才能は若いうちに芽吹くものだ。
エンジニア育ちの熟年作家に出来ることは、設計図よろしく時間をかけてストーリーをこね回し、論理的に食い違いがないか検証して、この話を間違いなく伝えるように物語を書く。このときに凝った表現は出来るだけ避け、分かりやすい文章で誰が読んでも同じ意味に捉えるように、取扱説明書を書いてきた感覚で書くことだ。芸術的な表現などにこだわると間違った文章を書きかねない。

というわけで、ハウツー本の中でも、ストーリー作り、プロット構成に主眼を置いた本をテキストに選んでいる。
その結果、提出課題として、短いプロット、箱書き、粗筋などを書き並べることになり、このブログにも、随時掲載している。
昨日の「物語の体操」などは、典型的な例だ。
最初は、箸にも棒にもかからないような、平凡な筋書きしかかけない事だろうが、1年後には多少まともになっていることを期待したいし、振り返って検証できるようにと、恥かし気もなく駄文をさらしているが、1年後、2年後に、これらの提出課題を見て、笑えるようになっているといいのだが。

北上大

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